2016-06-08

XKB で遊んでみよう (1)

元ネタは私の G+ポスト です。

Emacs を使ってるとどうしても小指が痛い。解決方法として

  1. Emacsを使わない
  2. 指の付け根でCtrlキーを押す
  3. フットペダルを使う
などが挙げられますが、
  1. Emacs以外は考えられない体にされてしまっている。
  2. 試してみてはいるけれど、ちょっとまだ慣れない
  3. あまり一般的でないハードウェアには依存したくない
などの理由により、X11 上でキーマップをゴニョゴニョしてなんとかしのげないかと考えるに至りました。

で、X11 上でキーマップをゴニョゴニョするといえば大昔は xmodmap 一択だったのですが、近年では XKB を使うのが一般的ではないかと思います。Fedora でモニョモニョしてた頃、とりあえずあら探しした記憶があるのですが、さすがに10年も触らないと忘れてしまいます。あと、個人的に X11 と djb の書いたコードは読まないことにしているので、こんなん書いている割に理解は浅いです。

XKB 使ってユーザーがキーマップをいじる場合、基本的に使うのは xkbcomp コマンドです。setxkbmap は xkbcomp の簡易ラッパーコマンドという認識でいいと思います。

setxkbmap, xkbcomp などで色々と検索すると何やら出てきますが、とりあえず「無変換」キーを Control キーとして (US キーボードで) 使うには

xkb_keymap {
        xkb_keycodes  { include "evdev+aliases(qwerty)" };
        xkb_types     { include "complete"      };
        xkb_compat    { include "complete"      };
        xkb_symbols   {
                include "pc+us+inet(evdev)"
                key <MUHE> { [Control_L] };
                modifier_map Control { 
<MUHE> };
        };
        xkb_geometry  { include "pc(pc105)"     };
};

こんな感じのファイルを用意して xkbcomp FILE $DISPLAY 2>/dev/null を実行すれば OK です。setxkbmap -print で得られた結果に太字の部分を足しただけです。

この設定ファイルに複数設定を加えるて xkbcomp -m でそれを切り替えることにより、色んな設定を試せるのですが、細かいこと書くのは面倒になってきたので、次に続く(かどうか分かりません)

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